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街歩きや建物見学が好きな学生たちが集まり、年5回関西圏の建物を見学しています!
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1012日 芸術の秋は滋賀に行くしがない!?のレポートです。

行くまでに変更が多々あり、OBの方々に連絡するのをすっかり忘れていました・・・。
申し訳ありません(汗 by部長)
 

MIHO MUSEUM
佐野先生のお墨付き!
設計のテーマは桃源郷だそうです。

レセプション棟の見せ方や、展示館までのアプローチの仕方など
美術館の課題に役立てばと思います。
 


DSC01009.JPGDSC00989.JPGDSC00990.JPG


 





  DSC00991.JPGDSC00998.JPGDSC01005.JPG












陶芸の森
大小さまざまなタヌキがお出迎え・・・!
陶器祭もやっていたのでここでは自由行動。
そのため写真が・・・。

 DSC01012.JPGDSC01013.JPG

 

 

 

 

 

 


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見学にご同行頂いた中京支部長の名和先生がレポートしてくださったので掲載させて頂きます!

秋晴れの10月12日(日)今回は信楽のMIHO MUSEUMと陶器の森へ出かけました。
9:36 石山駅前集合
ミュージアム行き路線バスで信楽へ向かいます。道中、古い町並みを通り、瀬田の唐橋を渡り、瀬田川左岸から東南方向に山の中へ入って行きますと、やがて渓流沿いの、離合するのが怖いような細い山道の路線です。車がこなければ緑の中を走るのは気持ちの良いものです。自然の多く残っているところには季節どおりにすすきの穂が波打っています。

小一時間で、ゆったりとしたランドスケープの駐車場に到着です。 ひろいアプローチのチケットホールからミュージアムへはさらに約500mの道のりです。山の向側の本館へは幻想的な照明のトンネルを通り、さらに谷を越えるのですが橋はスパンの真ん中で、虹のようなアーチがまたいでおりそのアーチから両方へワイヤーが張っている吊り構造の美しいデザインです。  
歩いてもよし、送迎の電気カートに乗るもよしです。
I.M.ペイ設計の建物はガラスの屋根で、ルーブルのガラス・ピラミッドに共通するモチーフです。 内部は石灰岩(ライムストーンと見受けました)の壁でピラミッドの内部へ入っているような気分に感じました。展示室の区切り方、その入り口のケースオープニングの手法などちょっと劇的です。美術館自体が美術品と思えるものでした。照明のあて方もなかなか上手です。 ただ、藁葺き屋根の形状を鋼管でわざわざ作っていることには違和感を感じました。 外国で製作された映画などに見られる日本趣味の感じがします。いわゆるジャポニカの感じです。

敷地面積100万㎡、床面積は 美術館棟17,000㎡ レセプション棟 3,400㎡です。
勝手に工費を想像し、およそ100億と仮定してうなってしまいました。
その圧倒的な敷地利用計画と構想や、はては収集展示されている美術品の数々や建設の
背景に打ちのめされてしまいました。

再び路線バスで信楽の町へ山をおりて行きます。ここには狸のやきものがそこかしこにあります。なぜ信楽はたぬきなのでしょうか?なんでも八相縁起といわれ、八つの福徳にかけた幸せを呼び込む形をたぬきに込めたことと、他を抜く → た・ぬ・き → 狸の置物、 となったようです。やはり仕掛けた人がいたわけですがここまで定着したら大したものです。陶器市が開催中でにぎやかでした。陶芸の森は、施設がやまのてっぺんまで建っており直線で階段を上がらねばならず、ちょっときつい地形の使い方でした。ではまた次回を。 

記 名和建築研究所 なわ



 

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