街歩きや建物見学が好きな学生たちが集まり、年5回関西圏の建物を見学しています!
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「ひんやり比叡山ツアー」のレポートです
今回は比叡山に行ってきました。
炎天下の中で山道を登るのはつらいかなぁと思いましたが、
登ってみると山の上は涼しくてちょうどよかったです。
校長先生に解説を頂き、いろいろなことを教えていただきました。
校長先生ありがとうございました。
根本中堂
根本中堂は延暦寺の総本堂であり国宝です。
その大きさに圧倒されてしまいました。
とち葺という屋根のふき方や、内部空間が印象に残りました。
鐘楼・大講堂
戒壇院・釈迦堂・瑠璃堂
それぞれ和様や禅宗様などの様式、装飾や組もの、屋根について解説していただきました。大きくて力強いものや細かく装飾された綺麗なもの等さまざまな形を見ることができました。
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見学にご同行頂いた中京支部長の名和先生がレポートしてくださったので掲載させて頂きます!
今回7月27日(日)は比叡山延暦寺と麓の坂本へ出かけました。
11:00 京阪坂本駅前集合
徒歩とケーブルにて比叡山へ向かいます。
徒歩とケーブルにて比叡山へ向かいます。
ケーブル乗り場までの道を歩くと、坂本のまちには急峻な地形を人が住むために考え出した石積みが見られます。田んぼや家を建てるために人の手の入った自然利用の景観です。
大正期に建設された坂本ケーブルは、いまでは利用客は少ないようですが、ここが比叡山への正面登り口であったことを物語っています。前回のレポートでも書きましたが、交通手段が鉄道と船が主流であったころの移動手段を想像させるものです。ケーブルカーはゆっくりと登り出し、中ほどでトンネルなど潜ると琵琶湖が眼下に広がります。車両は新しくなっています。 かつては京都側から八瀬ケーブルにのると、山頂あたりはバンガローなどがあって、夏はちょっとした一泊程度の避暑気分で出かけたものです。いまでは車かバスによるところが多く、キャンプなどに来る人は多くないでしょう。レジャーの過ごし方も変っているように思えます。
延暦寺では根本中堂から見学を開始、根本中堂は、内陣が地面に程近く下がって本尊などが低く配置されています。外陣礼堂からの床が足元から垂直に下がっています。
内陣柱などの足元がよく見え、各仏像なども目線から高くなく拝み見ることができます。根本中堂の回廊ではその屋根に栃葺きが見られます。
続いて戒壇院、大講堂を見学。
途中雲行きがあやしくなり、夕立がきました。空に近いぶん雷が派手です。どこが安全かわかりませんが一時避難です。 閃光と炸裂する雷の轟音です。
つい数日まえに上醍醐寺で落雷焼失があったばかりなので落ちないことを祈るのみです。
ようやく夕立が通り過ぎ、涼やかな空気が通りだしました。
阿弥陀堂までけもの道のような小径とドライブウェイを歩いて、たどり着きました
道が登り下りで足どりが重く思うよりも時間がかかりました。
阿弥陀堂は小さなお堂で、端正な姿です。
雨上がりでもあり、なにやら清々しく思えました。
もと来た道をバス停まで戻り、ケーブル山頂駅まではバスに乗りました。
バスを降りると突然霧が出て流れていきます。山には一日に様々な天気があります。
夏の真っ盛りに、比叡山はやはり涼しく、少しですが避暑のできた一日でした。
ではまた次回を。
記 名和建築研究所 なわ
記 名和建築研究所 なわ
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