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街歩きや建物見学が好きな学生たちが集まり、年5回関西圏の建物を見学しています!
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去る7月24日、猛暑の太陽が照りつける中、
大和郡山にて、第二回の上方探索を行いました。

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郡山にはあちこちに町家や酒蔵があります。

まず、大正時代の洋風建築である、杉山小児科医院に向かいます。


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入館前に、さっそく、記念撮影です。


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杉山先生の娘様にご案内いただきました。時々、音楽会なども開かれているようです。


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しばらく、街並を探索しました。限りなくアヤシイ一行ですね。


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続いて、箱本館「紺屋」を見学しました。表の道の中央に、郡山を象徴する小川が流れています。


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紺屋町は、藍染職人の町だったそうです。こちらで、藍染を体験することができるようです。


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さらにディープな郡山を求めて、探索は続きます。
奥に見えているのが、大正時代に建てられた遊廓、旧川本邸です。


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旧川本邸では、ほとんどの部屋に床の間が設けられています。


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二階と三階をつなぐ大階段です。客が芸子さんを抱きしめて上ったそうです。
ここで働く女性は、東北などから来た人が多かったそうです。

伝統軸組構法による、三階建ての木造建築なので、とてもしっかりした作りなのです。


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廊下には、ガス燈が残っていました。この建物の歴史を、じっと照らしていたのでしょうか。


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桃尻形と呼ばれる、ハート型の窓が、三つ、並んでいます。


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往時を偲ばせる品々です。売春禁止法施行の後、下宿屋さんなどもされていたようです。去年、私も掃除のお手伝いをしましたが、その時には山のように色んな物が残っていました。


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旧川本邸を後にして、近くにある源九郎稲荷神社をお参りしました。


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最後は、菊屋さんにて、和菓子とお茶でほっこりした一行なのでした。

郡山を案内して下さった、伊藤部長、参加した皆様、
お疲れ様でした!

広報の本田一樹より、ご報告いたしました。
それではまた、次回、よろしくお願いいたします!

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雨上がりの香りただよう5月22日の昼下がり、上方探索が行われました。

今年度第一回目、京都は伏見が舞台です。

寺田屋の外観です。

まず、寺田屋の外観を拝見して、松本酒造に向かいました。



万暁院の入り口です。
















松本社長の説明を聞いています。
 















松本社長に、松本酒造の沿革、万暁院の由来などをうかがいました。


画舫園を望む。

雪見障子から画舫園を望んでいます。


縁側です。





















近代和風で物思いにふける、女が一人、男が一人。

物思いにふけった後は、酒蔵の中を案内していただきました。


酒蔵の内部です。

あの菜の花畑から見える酒蔵の内部は、最新の酒樽でいっぱいです。



記念写真です。

新高瀬川の土手で、記念撮影です。



酒蔵のある街並。
















一行は巨大な酒蔵が立ち並ぶ街並を、次なる目的地に向けて移動します。

続いて、月桂冠大倉記念館を訪ねました。


小屋組です。

限りなき小屋組の世界。


模型です。

















展示されている模型で、敷地全体の様子がうかがえます。

そして、さらに移動を重ねる一行なのでした。



建長寺

建長寺の特異な門をくぐった後、
一行は遊廓の痕跡を探しに某所へ向かいました。


遊廓です。


















遊廓には華やかなイメージがある反面、悲惨な歴史的記憶も担っています。
それについては、いずれお話しする機会があるかも知れません。



黄桜の前です。

古い銭湯の外観を探索した後、無事、かっぱ天国黄桜酒場に到着しました。


杉玉です。

いくつもの杉玉に見守られた一日でした。

案内して下さった先生方、参加した皆様、
お疲れ様でした!

広報の本田一樹より、ご報告いたしました。
それではまた、次回をお楽しみに!

 

2010年度第3回 上方探索倶楽部レポートです!

第3回は、9月26日奈良へ行ってまいりました。



今回は大人の修学旅行ということで、最初の目的地は東大寺です!

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東大寺前に到着すると、そこには鹿、鹿、シカ、SHIKA………………

すぐさま鹿に囲まれるメンバー…

鹿にシャツを噛まれるメンバー…

鹿に紙袋を食べられたF先生…


鹿と人をかきわけて進んでいくと、いつの間にか目の前に大きな門が!!
南大門です。

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とにかく大きいことに加え、突き出た挿肘木、長い通肘木が、
独特の雰囲気を出していてインパクト大!!

天井が貼られていないので、中の構造をよく見ることもできました。

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南大門を通り抜けてさらに進むと、赤く塗られた門の向こうを眺める人々が。

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門の向こうには、大仏殿です!


U先生の華麗なるテクニックによりチケットをゲットし、いざ大仏殿へ!!

さすが、世界最大の木造建築!!
南大門の大きさにちょっと見慣れたにもかかわらず、さらにデカい!!

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建物の高さにくらべて、横幅がせまいので、こちらもまた異様な雰囲気が漂っております。

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ツアー客に混じってガイドさんのお話を小耳に挟みつつ、ついに大仏様を拝見!!
中学校の修学旅行以来、ウン年振りの再会!!

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あんなおっきな大仏殿なのに、天井ギリギリに収まっている大仏様はやはり大きいですね。


大仏様の裏側には、大仏殿の模型がありました。
少年刑務所の方が作られたようで、

T君「おれも刑務所入ろうかな~」

…!!! Σ( ̄д ̄;)

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大仏殿の中の柱の礎石ももちろん巨大で、腰ぐらいの高さがありますが、
ちゃんときれいな形に加工されていました。

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大仏様に夢中となった一団は仲間を見失いつつも長い石段を上り、三月堂(法華堂)へ。

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授業で校長先生が熱弁していらっしゃった通り、すごい屋根です。

礼堂と正堂の間の垂木は別々の建物だったときのまま残っているので、複雑な形をしています。

この二つの建物は建てられた時代が違うそうで、よく見ると組物の形も違います。


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はぐれた仲間との再会も果たし、ナゾの模様がきざまれた石段を登り二月堂へ。
舞台からの見晴らしはとってもきれいでした!


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長い回廊を通って、東大寺ブランド?の田んぼを横目に降りてきて、東大寺は終了です。



奈良国立博物館を横目に見ながら、奈良ホテルへ向かいます。
奈良国立博物館新館は昭和47年、吉村順三の設計です。

この辺りにもいろんなところに鹿がいました!

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山の中のような道をゾロゾロと歩いていくと、着きました!
奈良ホテルです。

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奈良ホテルは明治42年開業、設計は辰野金吾だそうです。

天井や窓、階段の手すり、避雷針など、どれをとっても豪華絢爛!
玄関ホール上の、おりあげ格天井風回廊が素敵でした。

個人的にはもっと豪華な金具が見たかったな~~
誰か奈良ホテルで結婚式を挙げて招待してくださいm(__)m



奈良ホテルを出て、町家の多く建ち並ぶエリアへ。

京都の町家に比べて、非常に間口が広く、使用している材も太いように感じました。

京都では見慣れない太い格子は、奈良独特の法連格子というそうです。

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町家に夢中になっているうちに、日が暮れてきました。
大人の修学旅行、これにて終了です。

今回もいろいろ勉強になりました!


ではでは最後に、大好評「金物シリーズ」!!

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今回もマンホールのフタ、奈良バージョン☆

デザインは一つで、色付きと色なしバージョンがありました。
個人的にはもう一種類くらいデザインのバリエーションが欲しいな~

ということでオマケの止水栓奈良バージョン☆☆

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次回は京都・一乗寺方面へ?!

金物ファンとしては、次こそは金物を写真に収めたいな~

 
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内容が前後しまして申し訳ありませんm(__)m
2010年度第2回上方探索倶楽部レポートです!

2010年度第2回目は、7月17日大阪中ノ島へ行ってまいりました!



まず、初めに大阪弁護士会館へ行きました。
 
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外観は細い柱と梁が格子状に配置された、繊細でシャープな、とても印象的な建物です。

エントランスに足を踏み入れると、吹き抜けの天井まで届いた透かしレンガの壁に圧倒されます!

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この壁に使用されているレンガは幅440×高さ90×奥行100mmと大きく、特注サイズだそうです!
3種類のむくりのついたレンガが面白い表情を出していました。

最上階にある屋上テラスも見学させていただきました!

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都会のビルのこんな高いところにある
柱に囲まれたテラスはまるでラピュタの世界のよう!

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中ノ島を見下ろすと、大阪市中央公会堂が見えます。
関空に向かうと思われる飛行機もとっても大きく見えました。




弁護士会館を後にして、次は大阪証券所をチラっと拝見。

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ステンドグラスのあるエントランスは楕円を組み合わせた形をしていて、
教会のような神聖な感じのする空間でした。

そしてエレベータは超豪華!!!




つづいては八軒家浜へ。

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暑い日差しの中たくさん歩いたので、川を望むカフェで休憩♪

水陸両用車や超有名アーティストが描かれた船も!!

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そして一行は再び歩き出し、電車も乗ってからほり商店街へ。

商店街からちょっとそれるとレトロな町並みが!

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窓の雰囲気や格子が京都の町家にも似ていますが、軒のデザインが新鮮な感じでした。
角地に建っているものも魅力的なデザインでした。

古い建物を利用したショップや施設もあり、もっとゆっくり見てみたい町でした。




ではでは、最後に、「金物シリーズ」!!

今日の金物は、マンホールのフタ大阪バージョン☆

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水の都がデザインされています!
右の大阪城マンホールのフタは、色付きバージョンもありました。




次回は平城遷都1300年で盛り上がっている奈良堪能ツアーです☆

奈良町の町家も楽しみですね!!


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こんにちは!

今年最初の上方探索倶楽部は、5/23(日)、嵐山の宝厳院へ行ってきました。


あいにくの雨空でしたが、庭の緑が映えてとってもきれいでした!






宝厳院では4つの建物を見ました。





◆◆◆ 書院 ◆◆◆


非常に洗練された、贅を尽くした意匠でした。

その中でも、網代を使った意匠の多さにびっくりしました!

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hougonin_shoin4.JPG北山杉の化粧棟木を6間とばした廊下がかっこよかったです☆
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◆◆◆ 本堂 ◆◆◆


これは平成20年に完成したものです。

本堂の柱は非常に太い印象を受けました。

それは、燃代設計のためだと説明されました。


現在の法律では耐火上・構造上必要な太さより、

かなり大きな太さが部材に求められるそうです。









◆◆◆ 無畏庵 ◆◆◆


萱葺きの茶室です。

抹茶ではなく、煎茶の茶室だそうです。

立礼席の天井まで土で塗りこめられた天井が印象的でした!

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◆◆◆ 青嶂軒 ◆◆◆


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石畳のアプローチが、趣があってよかったです。
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葦でできた船底天井や竹を使った意匠が繊細に作られていました。







最後に天竜寺に行きました。


大河内山荘に行く予定でしたが、急遽変更になりました。

いわずと知れた、夢窓国師の庭園がすばらしかったです!!

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夕方からは、恒例の新入生歓迎コンパでした!

今年は新入生5人を迎え入れての歓迎会でした。

プレミアムモルツでみんなすっかり打ち解けることができました☆


みなさま、今年度も、どうぞよろしくお願いいたします。
 

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