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街歩きや建物見学が好きな学生たちが集まり、年5回関西圏の建物を見学しています!
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はいっ!ブログを見てくれている皆さん、こんにちは。
11/8(日)の晴れた午後、醍醐寺の方へ見学に行ってきました。
(毎回天気が良くて嬉しい)

今回は、三上校長先生が同行してくださいました。
参加者は20人ほどでした。

醍醐寺の三宝院、伽藍、
霊宝館、その他(理性院)を見てきました。

 
第一回も第二回も多くの方に参加して頂いたので、今回は参加人数が少なく感じました。
校長先生の声が行き届く、ちょうどいい人数だったかな♪


 
もうすっかり秋で紅葉も始まっているなか、夏の終わり頃を感じさせるようでした。
綺麗だったなぁー。


   
五重塔の前で、集合写真を一枚。
少し日が傾き始めていたので、光線が上手い具合に引き立たせてくれました!

 
校長先生が、とても熱心に説明して下さいました。
ありがとうございました☆


優しい住職さんでした。
学生たちの質問に一つ一つ丁寧に答えてくれました。


今年はゆっくりと回を重ねています。
次回、上方探索倶楽部で皆さんに会えるのを楽しみにしています。
参加された皆さん、校長先生、住職さん、本当にありがとうございました!!!

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突然気温が下がり冷たい冬の訪れを感じました今日この頃、風邪などひいていませんか?
今年第3回目の上方探索は、
11月8日(日)「校長先生とゆく醍醐寺ツアー」です!
 
集合:1:00 
集合場所:地下鉄 東西線「醍醐駅」改札口

       徒歩で醍醐寺に行きます。
       三宝院 伽藍 霊宝館 の3施設見学予定

       その他施設見学予定です。


寒くなってきました、暖かい格好でお越し下さいね~!
ご参加の方は、machiya@kyotokenchiku.ac.jpまでお返事を!
(ご質問も受け付けております)多数の参加をお待ちしています
 
綺麗な秋晴れのなか、第二回 上方探索倶楽部の見学に行ってきました。


祇園の甲部歌舞練場の広場に集合して、さっそく一つ目の建物へ。
洛中支部の名和さんが設計された、祇園の御茶屋barへ。
御茶屋のbarと聞いても想像が出来なかったけど、なるほど、こんな感じか~!
雰囲気がよかですな(^^)☆ステキ。
     

続いて二つ目の建物、東本願寺へ。
むふふ、いろいろと見させて頂きましたが、大満足!!!
建物や、庭園だけじゃなくて、青空もプラスされて素敵な風景がいっぱい溢れていましたよ。
この晴天のなか、歩いて移動したから暑くてしょうがなかったのですが、ここでは涼しい一時を過ごすことができました。
     
     
  

最後に工事現場を見学させてもらいました。
卒業生もいてビックリ!頑張って下さい!!

そして、ベニヤ板の下に残ってた新聞に興味深い記事が!
歴史を感じますね(>_<)


今回も多数の参加者とともに楽しく見学することができました。
今年は毎回賑やかな見学ができて本当に嬉しく感じます。
次回の参加もお待ちしています☆
\(^o^*)(*^o^)/

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見学にご同行頂いた中京支部長の名和先生がレポートしてくださったので掲載させて頂きます!

初秋のレポート “秋風の非公開建築ツアー”
 

 建築を通して歴史や文化にふれようという企画のもと、
京都建築専門学校に合同させてもらっての上方探索倶楽部、秋のレポートです。
毎回さまざまなテーマで建築やまちを訪れることにしておりますが、“風景”を感じようという思いが底流にあり、時代の変化とともに変わるもの、変わらないもの、それぞれの意味を考察するきっかけになればと思います。また今後の皆様のご参加をお待ちしております。

 9月20日(日) PM 1:30 .祇園花見小路の御茶屋のホームバーを訪ねました。
90年を経た高塀付御茶屋様式の建物は外観を変えることができない大原則があります。
この店では座敷への玄関は残し、バーへは靴のまま入り、カウンター内部側は座って接客するというのがコンセプトです。そのためカウンター内の作業流しは背後の壁側に配してあります。室内は間接照明と天井から浮かした格子によってダウンライトがカウンターに柔らかな光を落とすようにしています。
解体の際、想定外の突出物、防空壕、設備改修や木造の架構の解決など問題がありました。
防空壕は酒類の貯蔵庫に、茶室を客席に利用したのや古い便所に付書院がありこれを洋風に改修したトイレに再利用したのは上手くいきました。その他建具もできるだけ既存のものの復活利用を図りました。意図としてこの改装では内玄関の戸を潜るとそこは和風過ぎず、洋風エッセンスを感じられる和みの空間を創ることでした。
生活の場も改修しているのですがここは見せてもらえず残念でした。
筆者としては自らの設計例を冷徹にレポートしたつもりです。
(そうやないやろ、と思われた方、ダメ出シして下さい。 スミマセン・・・・)

 つぎに祇園から渉成園(枳殻邸)へ移動です。東本願寺の門主別邸のこの広大な敷地には池に面して閬風亭や臨池亭、滴翠軒などがあり、木立のむこうには東山がなだらかに望めます。
河原町通りに立つマンションから見ればこの庭園は絶好の借景となっていることでしょう。
通常玄関は閉ざされていて人は大きな勝手からの出入りです。
庭に面した90帖ほどの大広間は其々10~12帖程の部屋に仕切ることが出来るようになっています。
そのため内法が5尺7寸程度と低い目で作られています。心地よい高さです。
臨池亭には池に張り出した濡れ床があり風が足元から爽やかに吹きあがってきます。
客をもてなす贅沢な趣向の家です。
庭を巡ると季節と築山の地形に自然を感じさせる工夫がしてあります。
西本願寺の飛雲閣の庭とはまた違った趣で、枳殻邸の方が平野部が多く月夜などはさぞ風情があることでしょう。

 最後に竹屋町通りの町屋改修を訪れました。
90年ほどの木造民家で友禅の工房として使われていた建物です。
修理するにあたり、柱の根継ぎやジャッキアップを施し、また据えた石基礎に柱を置く方式のほうが地震にも改修するにも理にかなうとの説明を受けました。
この町屋は飲食店として事業利用されるそうです。変わる良さ、変わらない良さを改めて感じた暑い半日でした。
ではまた次回を。

記 名和建築研究所 なわ 

 
暑い夏が終わり、探索が待ち遠しい気候になってきましたね!
今年第2回目の上方探索は、
9月20日(日)「秋風の非公開建築ツアー」です!
 
集合:1:30 
集合場所:祇園 甲部歌舞練場 広場

見学① 祇園の御茶屋バー(名和先生設計)
見学② 枳殻邸見学 書院 茶室(煎茶)
      庭園~閬 風 亭(ろうふうてい)~
      滴翠軒(てきすいけん)と臨池亭 (りんちてい)
見学③ 竣工間近 町屋改修見学 (設計者+大工さん(卒業生)) 
     作事組施工竣工間近の竹屋町油小路の町家

今回は上方初探索場所がもりだくさんです!探索レポートでおなじみのなわ先生設計の御茶屋バーや、非公開茶室や町家改修現場の見学もあります!
今回しか見れない建築ですので、ご予定が合う方は是非一緒に見に行きましょう!
 
ご参加の方は、9月17日までにmachiya@kyotokenchiku.ac.jpまでお返事を!
(ご質問も受け付けております)多数の参加をお待ちしています
西本願寺編

やっとこさ第一回がありました(>_<).*°
なななんと!今回は在校生・OB・外部から60~70人も参加してくれて、とても賑やかでしたよー!

さて今回は、最初に島原界隈をぶらぶらしました。
新しくギャラリーに改修された町家や、貸しスペースに生まれ変わった旅館などもありました。

IMG_3103.jpgIMG_3113.jpg

もちろん、角屋さんや輪違屋さんなどは外からの見学でしたが、迫力が違います!
花街ならではの華やかな意匠を楽しみました♪

そして今回の主役、西本願寺へ移動し、見学させていただきました。
白書院、飛雲閣・・・など。
写真は残念ながら掲載できませんが、
1枚1枚に異なる花が描かれた格天井など皆あんぐり口をあけて天井を見ていました!
能舞台の不思議など、案内の方に面白おかしく、分かりやすく説明していただき、
なるほど~!と思うことがたくさんありました。
飛雲閣では内部まで見学させていただき、ここに秀吉がいたのか~としみじみ。

西本願寺の工事現場には本校の卒業生の姿も発見!
感動の再会シーンが!

も、凄すぎてお腹いっぱいになりました(^^)
楽しかったです。

IMG_3108.jpg

その後、四条木屋町へ行き、新入生歓迎会をしました。
たくさんの一年生が入部してくれて、これからが楽しみ☆

まだ手探り状態ですが、今年一年よろしくお願いします<(_ _)>

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見学にご同行頂いた中京支部長の名和先生がレポートしてくださったので掲載させて頂きます!

<上方探索倶楽部> 初夏のレポート

新年度も早や6月の半ばを過ぎました。 
支部では建築を通して歴史や文化にふれよう、という企画が定着し、今年も京都建築専門学校に合同させてもらい活動していきます。毎回さまざまなテーマで建築やまちを訪れることにしておりますが、“ノスタルジックな風景”を感じようという思いが底流にあります。 もちろんこれに限らず幅広く皆様の考察や再発見に役立てて頂けると思います。 年間5回程度を予定していますので今後のご参加をお待ちしております。 また4~50年前に私たち世代が実体験した生活や空間を若い人たちに伝えていく事も大切だと考えるところです。 支部以外の方の参加も歓迎です。
 
今回6月13日(土) は島原の界隈と西本願寺の対面所白書院や飛雲閣を訪ねました。
PM 1:00 七条大宮前集合    島原口から大門へ
今は想像できないかもしれませんが、大宮通はかつて国道1号線であり、市電が走る交通量の多い通りでした。その大宮通を北上し花屋町を西に壬生川通りを越えますと、少し昔の雰囲気がまだ残っています。町工場や商店など生活密着型の街で、一方では昼下がりのけだるさを感じさせるような雰囲気です。民家(町屋)を改装してギャラリーに活用している家があります。西陣地区などでも見られるおくどさんが残る大屋根まで吹抜けている火袋の作りです。 角を曲がると大門です。戦後遊郭の廃止により島原は寂れてしまいました。
その中で置屋の輪違屋は質の高い建築で往時の面影を残しています。内部は見られませんでしたが、座敷は意匠に凝った「傘の間」などがあります。経済変化に対応して比較的早くからお客のためのホームバーを作ったはしりでもあります。また島原300年の家屋が次第にその姿を消していった中に揚屋の角屋が残っています。時代々に歴史に残る人物や饗応がここで催されたことを感じられる一画です。

東へ移動して西本願寺へ。 
対面所と白書院を見学。江戸初期につくられた桃山意匠をもつ書院建築です。法主と門徒との対面の場として使われた鴻の間は162畳でさらに上段の横には勅使用の上々段が構えられています。 二条城の二の丸御殿と比較するのも面白いでしょう。 また縁側からは見ることのできなかった南能舞台の老松の絵が鴻の間座敷からは見えます。ほの暗い室内で瞳孔が開くために舞台背面の絵が見えるのです。ぐるりと白書院を一周すると枯山水虎渓の庭に出てきます。 四季を、縁側を介した屋内外の一体感で心地よく感じられます。

外へ出て唐門を見たのち飛雲閣へ入ります。池の周りからその外観の自由さ、変化に富む各層の構成をみていますと舟入の間の釣寂湾に向かって蛇が泳いでいきました。この蛇は我々よりも正式の入り方を心得ているようです。内部は八景の間と続きの柳の間、それに増築された茶室で構成されています。

普請を楽しみ、舟遊びをして座敷でくつろぐ、そんな時間のすごし方はできませんが塀の外は堀川通りとは思えないような別世界がそこにありました。今回はこれで、ではまた次回を。

記 名和建築研究所 なわ

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